店主の年齢や体調不良、はたまた後継者不在などの様々な理由により、最近よく聞く「老舗」の休業や閉店と言った悲しいニュース。食べ歩きが遅い私はそう呼ばれるノスタルジックな全てを食べられていないし、昔から通っているお店が特段あるワケじゃないのですが・・・ラーメン店に限らず普遍的な話として感慨無量ですよね。

さて、そんな具合に気になるニュースがあったので、頭の端っこに置いていたら「営業再開しました」との続報をゲトったため即座に現場へ。ソレは個人的に少々思い入れのある店、千代田区神田神保町の「さぶちゃん」です(・∀・)ノ ヨ

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※撮影許可を得ています。

とは言っても大学生の頃に何度か足を運んだ事があるッて程度ですが、大切な仲間と過ごした喪失したくない「青春の1ページ」だったりするんですよね。そんな気持ちわかるでしょう。ジャン。

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40年以上もこの街の学生の心とお腹を満たしているお店。小さめのチャーハンとラーメンの黄金タッグ「半チャンラーメン」の元祖と言う事で有名ですよね。また、その愛らしい?キャラクターもセットで名物だと考えています(ノ∀`)タハハ

「(寒くて手がかじかんでいるだろうから)写真を撮るなら丼で温めたらいいよ」だって、そんな優しい言葉掛けられた事ありますか?まーご存知の通り、さぶちゃんは咥え煙草だったりするわけなんだけれどもー笑。

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えっと、豚骨鶏ガラのスッキリスープ、甘味が顕著なカエシのバランス、支配的な生姜の存在。懐旧の念に駆られるには十二分な一杯で、コレぞまさに東京のラーメン!と言っても異存は無いでしょう(ノ∀`)イイコレ

麺がまた始めから柔らかな設定ながら、クラシカルなスープとの相性はこの上なく最CORE。甘めのメンマ、ネギ、みしりとした歯切れのチャーシューは・・・とか、どーのこーの言うのは無粋ッてもんですよね。うん、歴史を味わうだけ。

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そして小さめのチャーハンが言わずもがな「半チャン」です(・∀・)ノ ヨ 醤油の芳ばしさ、キリッとした塩加減、ソレらを包括する卵の甘味。ああ、濃い目の味付けは白飯が2杯くらい食べられるくらいですが笑、コレコレ!って感じの懐かしさ。

うん、こう言う一杯を食べると現在のラーメンがいかに進化したかワカると同時に、本来あるべき姿が垣間見れたりしますね。やっぱり大衆に親しまれる料理「国民食」として考えたら、味噌汁のように毎日でも飲めるようなものじゃないと・・・とか、新店追ったりする私が言う言葉じゃないけれども、その存在の重要性はある程度理解しているつもり。

そんなわけで、今年はそんな重要無形文化財を意識して食べ歩いてみよう、とか目標を掲げとく。

今日も幸せ日々笑進!

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お店:さぶちゃん@神保町
住所:東京都千代田区神田神保町2-24
営業時間:11:30-15:00 16:20-19:00
定休日:日祝日
注文:半ちゃんらーめん(¥690)